制約があるからこそ創意工夫が生まれる

世の中には色んな自己啓発系の本がありますが、その中でも上位にランキングされるカテゴリーの1つに「時間管理術」というのがあります。

これは、決定的な方法がないからなのか、それとも答えが一つではなくて色んな方法があるからなのか、おそらくその両方なのでしょうけど、次から次へとこの種の本が出てくる状況です。

時間を効率的に使うことは忙しい現代人にとって永遠のテーマなのでしょうが、では、なぜ時間管理のようなものを考えないといけないのでしょうか。

それは、当たり前ですが、人間に与えられている時間というのは1日24時間と決まっているから、つまり、時間は無限でなく有限だからということに他なりません。

つまり、その有限な時間をどうやって効率よく使っていこうかという観点から、時間管理術という創意工夫が生まれてくるわけです。

逆に、時間がいくらでも無限に存在する状況であるならば、時間を管理する必要がないわけですから、時間管理術という創意工夫などは生まれてくるはずがないわけです。

そう考えると、時間管理に限らず、何か人が創意工夫をしようと思えば、何がしかの制約がないことには生まれてこないのではないかということが言えそうです。

例えば、子育てをしながら働く女性の業務遂行能力はものすごいという研究を、どなたかがしていたような気がしますが、家事も子育ても仕事もフル回転で行う女性のマルチタスク能力はたしかにめちゃめちゃすごい。

ぼくも、家庭の事情で主夫的なことをやっていた時期がありますが、とても女性みたいに仕事もしながら家のこともフル回転でやるなんて、とてもできたものではありませんでした。

この究極のマルチタスクは男には無理だ、やっぱり男なんかよりも女性の方がすごいんやなあと痛感させられたわけであります。

つまり、子育てや家事をしながら働く女性は、よりきつい制約条件の下で仕事をされているわけで、そのきつい制約条件が、意識しているかいないかに関わらず、ものすごい創意工夫をもたらしているということなのです。

また、何か商売をやるといったときにも、お金も人も無限にあれば、何の工夫もせずに何でもできてしまうわけですが、逆にお金も人も少ないからこそ、どうやったら少ない資源の中でうまくやっていけるのかという創意工夫が生まれてくる。

ですから、ぼくも含めて人というのは「不足していること・足りないこと」に目が行きがちになってしまいますが、逆に「『無い』からこそ、そこから創意工夫が生まれる」という発想に転換してみるというのは良いかもしれないですね。

この発想の転換が出来れば、それまでのネガティブだった気持ちも変わってくるのではないか、そして創意工夫を生み出す意欲が湧いてくるのではないか、という気がしないでもないわけです。

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