今日は2月の29日。4年に1回の2月の29日ですね。
前回の配信は約2ヶ月前のお正月で、その時に「2020年の今年は大激動の年になる」という風に申し上げました。
まさかコロナウィルスが来るとは思っていませんでしたが、そのせいで来週から小中学校が全国一斉休校という、とんでもない事態が引き起こされています。
こういう時に一番冷静にならないといけないはずの国のトップが、もう自分が何をやっているのかわかっていない状況になるくらい、世間がパニックになってしまっていますよね。
そこで今回は、世間がこういうパニックになっている状況において、我々はどうすればいいのかというところの話をさせて頂ければと思います。
これはもう、一言でいうと「流されない」ということに尽きますね。
世間に流されない。国の言っていることに流されない。
もちろん、事態に対応することは必要なんですが、心まで全部持っていかれないようにするということがポイントですね。
自分の外側の世界が混乱すれば混乱するほど、自分の心を内面をいかに平静に保つことができるのかということです。
今このコロナウィルスの騒動によって、「テレワーク」という話が出てますけれども、この「テレワーク」の話の本質を捉えると、
「自分のライフスタイルを、自分でいかに主体的にマネージ(管理)していくのか」
ということになります。
リモート(在宅)で仕事をすればするほど、自分の生活を自分でコントロールしていく必要が出てきますよね。「☓☓から○○時までは仕事をするけど、○○時からは家事をする」とか。
会社に行っていれば、何も考えずに「☓☓時の電車に乗って、会社の椅子に座って、5時なったら帰る」みたいに、自分の生活様式が外から決められている。
それが、テレワークが本当に進んでいくと、本当に自分のライフスタイルを自分で主体的に設計する必要が出てくるわけですね。
そうすると、「自分はどうやって生きていくのか」ということに関して、自分の価値観とか生きる目的・使命なども含めて、抜本的に思考を変えていくことが求められていく。
多分、テレワークの行き着く先ってそういうことだと思うんですけれども、そういうことを、今回のコロナウィルスの騒動は、我々に突きつけてきているような気がしているんですね。
その時に大事なのは、さきほど申し上げたように、「いかに流されないか」ということなんです。
今はもう、世間は右に行ったり左に行ったり、上に行ったり下に行ったりと、とんでもない振れ幅になっていますよね。
その時に、自分もそれと一緒に振り回されるんじゃなくて、世間がどう言おうが自分をしっかりと保っていくということが問われている。
それが今回のコロナウィルスの騒動を乗り切ることもそうですし、コロナウィルス騒動の先には、多分違う世界が待っているはずですから、その新しい世界になった時に、その新しい世界になった時に自分が生きていくためのブレない軸となっていく。
この3月というのは、小中学校が休みになるので、お子様をお持ちの方は本当に大変だと思います。そして、これによって、色んな物事の動きが活動的じゃなくなりますよね。
その時に、活動的じゃなくなるこの期間を活かして、外の混乱をよそに、自分の中に入っていくということをやるいい機会にする。
「知恵」というのは静謐の中から生まれます。混乱の中からいい知恵は出てきませんからね。
ですから、瞑想の習慣を始めてみるとか、自分の内面を見つめ直してみるとか、この動きのなくなる期間に、自分の内面をしっかりと作っていく機会にする。
こういう状況を、いかに自分のチャンスに捉えることができるのかということですね。
その時に、ガツガツがっつく必要はなくて、全体的な世の中の動きが止まっていく3月になりますから、瞑想をやってみるとか、お子さんとゆっくり映画でも見るとか、世間に流されずに、穏やかな気を自分の中に作っていくことを意識していけば、コロナウィルスの混乱が終わった後の新しい世界になった時のいい準備になるのかなという気がしています。
ということで、また来月か再来月に配信をしたいと思います。ありがとうございました。