Flutterのアプリを動かす(ビルド)方法には3つのやり方があります。
(ビルドとは簡単に言うと、プログラムをアプリに仕立て上げる作業のこと全般を指します)
もくじ
1.デバッグモード(Debug)
Android Studio上でRunボタン(再生ボタン)あるいはDebugボタン(ゲジゲジ)を押してビルドする場合
あるいは、Terminalから
flutter run
する場合の2通りのやり方があります。
デバッグ(Debug)とは、バグ(不具合)を修正するということなので、
- 「Hot reload(コードの変更をすぐに画面上に反映させてくれる機能)」が使える
- ブレークポイントを設定してコードを途中で止めることができる
- エラーメッセージを表示してくれる
など、FlutterのSDKがアプリが動いているウラで色々と間違い探しをしてくれて、デバッグするために必要な情報を集めてくれます。
ですので、逆に言うと、色んな情報を収集する必要があるので、アプリの挙動が遅くなるという欠点があります。あと、iOSのシミュレーターはデバッグモードでしか動かせません(Androidのエミュレーターはデバッグモードでもリリースモードでも両方動かせます)。
2.リリースモード(Release)
リリースモードは、Terminalから
flutter run –release
して動かすやり方で、リリースした状態の本当のアプリの挙動の速さ(パフォーマンス)を確認したい場合につかいます。
ただし、この場合はデバッグモードでやってくれるような、不具合を修正するために必要な情報の収集はやってくれません。
また、iOSのシミュレーターは、リリースモードで動かすことはできません。
3.プロフィールモード(Profile)
プロフィールモードは、Terminalから
flutter run –profile
して動かすやり方で、デバッグモードとリリースモードの中間に当たります。
つまり、アプリの挙動の速さ(パフォーマンス)を損なわない程度にデバッグモードでやっている間違い探しをやってくれるモードのようです。
また、プロフィールモードは、iOSのシミュレーターでも使えるので、実機がない場合にiOSでのパフォーマンスを見たい場合は、このモードで動かすと良いようです。
(詳しくは、下の動画で解説していますので、よろしければご覧下さい)