突然ですが「Flutter」って聞いたことありますか??
「何やそれ!?読み方すらわかんねえよ!?」って感じですよね。
実はこれ、「フラッター」って読むんです。
Googleが2018年末に正式版を発表した「マルチプラットフォーム」アプリ開発ツールなんです。
このツールが、実は今めっちゃ熱いんです。
(動画でご覧になりたい方はこちらから。動画は2019年に収録したものです)
もくじ
同じスマホアプリでも全く別物のiOSとAndroid
スマホと言えば「iOS(iPhone)」と「Android」が世界シェアのほぼ全てを牛耳る2大巨頭体制。
ところが、そのシェアは国によってバラバラ。
世界全体で見たらAndroidですが、日本では真逆なんです。
しかも、お互いそれなりのシェアを持ってますから、どちらかだけ対応するというわけにはいきません。
しかし、実は同じスマホアプリでもiOSアプリとAndroidアプリとは全くの別物。
iOSアプリは
- XCodeという道具と
- iOS SDKという開発キットを使って
- Swiftというプログラミング言語で作るのに対し、
Androidアプリは
- Android Studioという道具と
- Android SDkという開発キットを使って
- Kotlin(あるいはJava)というプログラミング言語で作る。
つまり、iOSアプリとAndroidアプリとでは作る工程が全く違うんです!
それは、iOSとAndroidではプラットフォーム(≒ OS:オペレーティングシステム)が違うからなんですね。
だから、同じ見た目のスマホアプリでも、またゼロから作る必要がある。
使う方はいいけれど、作る方は時間もコストもかかって超大変!
そんな困った状況を解消してくれるスグレモノの開発ツールが「Flutter(フラッター)」なんです。
これ一本で色んなプラットフォーム(≒OS)に対応するアプリが”いっぺんに”作れる「Flutter(フラッター)」の威力
「Flutter(フラッター)」を使えば、これ一本でiOSアプリもAndroidアプリも全く同じ工程”いっぺんに”作れちゃうんです。
それだけではありません。
実は「Flutter(フラッター)」を使えば、これ一本で、
- スマホアプリのみならず、
- デスクトップアプリや
- Webアプリや
- 組み込みアプリなど
色んなプラットフォーム(≒ OS)に対応するアプリが”いっぺんに”作れちゃう。
これが「マルチプラットフォーム」の意味であり、「Flutter(フラッター)」の凄いところなんです。
正式版登場から1年経たずして今最も注目のアプリ開発ツールに!
まさにプログラミング界の「マジックリンスプレー」ともいうべき画期的なアプリ開発ツールである「Flutter(フラッター)」。
そのすさまじい威力によって、正式版が登場して1年も経っていないにも関わらず、今最も注目を集めるアプリ開発ツールへとのし上がってしまったのです。
GoogleのFlutterは、クロスプラットフォーム開発に対応した UIツールキット。登場してからまだ2年しか経っていないが、あっという間に多くのデベロッパーがこぞって採用するフレームワークとなった。ただし、これまでは「クロスプラットフォーム」の意味は、AndroidとiOSにのみ限定されていた。昨年末になってGoogleは、Flutterをモバイル用だけでなくウェブにも拡張すると発表した。そして米国時間5月7日に開催されたGoogle I/Oで、その言葉通り、ウェブ用Flutterのテクニカルプレビュー版を発表した。
さらにGoogleは、Flutterを利用して、macOS、Windows、Linuxをターゲットにした開発がもうすぐ可能になることも明らかにした。すでにGoogle自身も、Flutterを利用してGoogle Home Hub(Nest Hubに改名)のユーザー体験を設計し始めているという。それ以外に、さまざまな組み込みデバイス用に活用することも視野に入れている。
「Flutter(フラッター)」は、まさにこれからスマホアプリ開発、引いてはプログラミングを始めようという方にうってつけのアプリ開発ツール。
これから大いなる将来性が見込まれるこの「Flutter(フラッター)」のスキルを、あなたもいち早く習得してみませんか。