Flutter3.16以降(Material3以降)はListTile#trailingにサイズ指定が必要に

このページには広告が含まれる場合があります。

 

2023年11月にFlutterのSDKのバージョンが3.16にアップデートされ、Flutterアプリを作る際に(性格にはMaterialAppで作る際に)使用するデフォルトのデザインガイドライン(Google先生が推奨するデザインガイドラインである「マテリアルデザイン」)のバージョンが「Material 2」から「Material 3」に変更されました。

これによって、Flutterのバージョン3.16以前で作っていたプロジェクトを3.16にアップデート後にビルドすると、何もコードを変更していないのに見た目が変わってしまうという現象が起こってしまいますが、

リスト形式のデータを表示させるための便利なWidgetである「ListTile」の「trailing」属性(タイトルの後ろに表示させるWidget:以下画像ご参照)について、

Flutter3.16未満では、空Containerを設置してもエラーにならなったのですが、Flutter3.16以降(Material3以降)では、

Trailing widget consumes entire tile width. Please use a sized widget, or consider replacing ListTile with a custom widget

というランタイムエラーが発生してしまいます。

このエラーが発生した場合は、エラーメッセージに

Please use a sized widget, or consider replacing ListTile with a custom widget.
(サイズ指定されたWidgetを使うか、ListTileを別のカスタムWidgetに代えてください)

とあるように、trailingに設定するWidgetに以下のようにサイズを指定してやると解消します。

(ちなみに、Iconはデフォルトでサイズが24.0に設定されているので、明示的に設定する必要はありません)

なぜ、Flutter3.16未満(Material2以下)では大丈夫で、Flutter3.16以降(Material3以降)ではエラーになるのかは解明できていませんが、おそらく、エラーメッセージにAssertionで表示されている

tileWidth != trailingSize.width || tileWidth = 0.0

が新たに付与されたのではないかと思われます。

 

(詳しくは、以下の動画で説明していますので、よろしければご覧ください)

こんな記事も読まれています


今すぐ無料お試しキットを受け取る

はじめての方へ


みんプロ式プログラミング講座体系・ラインナップ
みんプロ式プログラミング講座受講の流れ(割引特典利用方法)
サイトマップ(みんプロHPコンテンツ一覧)
運営会社概要

みんプロ作成アプリ





TOP