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伊勢神宮のピンチを救った逆転の発想 [みんプロ式・あやしい心理学講座]

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そんじょそこらの企業では太刀打ちできないブランド力を誇る伊勢神宮ですが、恒例の「式年遷宮」が出来ないくらい荒廃してしまい、まさに経済的に瀕死の状態となった時期があったそうです。

この窮状を救ったのが、実は「逆転の発想」だったのです。

 

伊勢神宮のピンチを救った逆転の発想 [みんプロ式・あやしい心理学講座 #002]でお伝えしたいこと

伊勢神宮のブランド力の1万分の1でも10万分の1でもいいから、うちに下さい

今やそんじょそこらのものすごいブランド力は、7世紀ごろと言われている創建当時からあったわけではない

戦国時代に経済的窮地に陥った伊勢神宮を救ったのは、下に見られていた「外宮」だった

自分の手持ち玉の中から、今現在光が当たっていないものに光を当てる「逆転の発想」の大切さを教えてくれている

 

伊勢神宮に行ってきました。

伊勢神宮は、言わずと知れた日本で最も格式の高い神社として多数の参拝客を集めており、ぼくが参拝したのもただの土曜日だったのですが、かなりの人で混雑していました。

伊勢神宮は、はっきり言って遠いです。大阪からも京都からも名古屋からも近鉄特急で2時間かかります。東京からならなおさらです。それなのに、常時あれだけの参拝客を集めている。そのブランド力たるや、そんじょそこらの企業では太刀打ちできないものがあります。

ところで、伊勢神宮は、天皇家の先祖と言われている天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀った神社なのですが、このすごいブランド力は、7世紀ごろと言われている創建当時からあったわけではありません。

実は、天照大神を祀るがゆえに、長きにわたって皇族以外の参拝が禁止されていました。朝廷の力が強いうちはそれでよかったのですが、平安時代を過ぎて武士の時代となり、朝廷の力が弱くなっていくと、皇族の参拝に頼る伊勢神宮の経済力も衰えを見せていったのです。

そして、南北朝~戦国時代に至っては戦乱が絶えず、この伊勢神宮でさえも、恒例の「式年遷宮」が出来ないくらい荒廃してしまい、まさに経済的に瀕死の状態となったそうです。

この窮状を救ったのが「逆転の発想」です。

実は伊勢神宮には、天照大神を祀る「内宮(ないくう)」とは別に、衣食住や産業の神様である豊受大神(とようけだいじん)を祀る「外宮(げくう)」があり、長きに渡って、内宮の方が重んじられ、外宮の地位は内宮より下に見られていたのです。

しかし、神社の経済的基盤を確保するためには、一般の民衆に参拝してもらう必要があることから、より一般庶民の現世利益に近い衣食住・産業を祀る「外宮」を前面に押し出す方針を取り、「御師(おんし)」と呼ばれる布教部隊を結成して、農村を中心に大々的に営業活動をしたそうです。

そして、営業活動だけでなく、資金力の乏しい人でも参詣できるように、グループ単位での積立制度「伊勢講」を考案したり、参詣した人には宿の提供だけでなく観光ガイドなどの「おもてなし」でファンづくりも積極的に行うことで、江戸時代には「お伊勢参り」と呼ばれる一大ムーブメントを生み出すに至ったわけです。

この「お伊勢参り」現象が、今に続く伊勢神宮のブランド力の源となっているわけですが、明治時代になってからは、武家から政権を奪還した天皇家の箔付けのために、再び「内宮」重視へと転換し、現在では内宮だけを参拝する人も多いようです。

しかし、創建以来長きに渡る「内宮優位」から「外宮優位」への転換という逆転の発想がなければ、今の伊勢神宮の繁栄もないわけで、当時この逆転の発想を生み出し、実行した故人たちの発想力と行動力には感服せずにはいられません。

自分の手持ち玉の中から、今現在光が当たっていないものに光を当ててみるとどうなるか。こういう「逆転の発想」を持ち合わせておくことの大事さを、今日の参詣で教えてもらえたような気がしました。

さすがは、日本一格式のある神社だけあって、与えてくれるインスピレーションもすごかったです。いい勉強をさせて頂きました。

 

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