みんプロ代表の独り放談

相次ぐ児童虐待 やった人だけ叩いても意味ないで

投稿日:2019年2月9日 更新日:

 

最近はですね、千葉県野田市で起きました、この少女の虐待事件で世間の話題が持ちきり的な感じになっているんですけれども。

確かにこれ非常に痛ましい事件でありましても、僕も本当びっくりしたんですけれども。

この事件の残虐性もそうなんですけれども、よりびっくりしたのがこのお父さんですね、これ「全然見た目普通やんけ!」みたいな。

で、外面が非常に良かったと。学校に対しはね、むちゃくちゃやったみたいですけども、実際に近所の人とかには外面が良くてみたいな。そういうところにも非常に驚きを感じた部分がありまして。

この人達は僕らの知らない星から来たエイリアンではないという視点

ですから何だろうな、こういうことが起こるとですね、僕なんかもそうなんですけれども、実際にやった人に対してですね、「一体何やってんねん!どんなひどい事してんねん、こんなちっちゃい子に!」とか。

あるいはそのお母さんも捕まりましたけれども、そのお母さんもですね、「あんた横にいたのにね、何で止められへんかったんや!」みたいな、やった当事者に対して糾弾するというふうな流れがあると思うんですけれども。

まあ、それは当然あるんでしょうけれども、ただ一方で、もう一個考えた方がいいのかなと思うのは、この人達っていうのは、僕らの知らない星から来たエイリアンではなくてですね、同じ日本人のいわゆる一般的な環境だから出てきた人たちなんだと。

ということを踏まえると、これは全然自分たちの知らない世界の話じゃなくって、自分がもしですね、この人と生い立ちから全く同じ環境で暮らしてきた時にですね、本当に自分がこういう残忍なことをしなかったんだろうか。

あるいは、もしかしたらそういうことをしてしまう可能性ってあるんじゃないかという、そういう視点って言うのも一方で待ち合わせる 必要があるのかなという風に思っていてすね。

 

誰にでも残忍な二面性が潜んでいる

ちょっとこれを引き合いに出すのはあんまり適当じゃないかもしれないんですけれども、今でこそ僕はこんな感じですね、自由気ままというかフリーでやってますということなんですが、3年ぐらい前まではサラリーマンやってましてですね、朝から晩までひいこら言って働いてましたと。

そうすると、もう心の余裕が全然ないわけですね。

そうすると、通勤ラッシュ時間とかに何が起こってるかと言うとですね、どっかの始発駅に僕ぐらいの世代の疲れたおっさんがですね、並んでるんですよ。

ほんで、電車のドアが開いた瞬間に優先席であろうがなんだろうがもう小学校のイス取りゲームみたいな感じでですね、席を取りにいくと。優先席であろうが絶対ゆずらないと。

あるいは、ラッシュ時にですね、ベビーカーを持ってるお母さんが入ってきたらですね「お前なんやねん!こんな時間にベビーカーで乗ってきやがって!時間考えろや!」みたいな。

これだけ聞くとですね「何やお前!(ひどいこと言いやがって!)」って思いますけれども、実際自分がそうだったんですよ。そういう人っていっぱいいますよね。

で、それ何かっていうと、別にその人達がですね、決して悪い人じゃなくって普通の人なんですよ。まあ僕が普通かどうかはともかくなんですけれども。でもそういう、気持ちに余裕のない環境になっちゃうと、そういうことをやっちゃうと、普通の人であったとしても。

という誰にでも潜んでいるその残忍な二面性と言うんですか、残虐性というんですか、そういうものが我々にもあってですね、で今回のこの人(犯人の父親)っていうのは、言ってみたら、あんぱんを上からガッーって押し付けて、あんこがものすごい飛び散り方をしたみたいな。

 

価値観の間にはさまれたミドルエイジ・アラフォーのつらさ

そういう風な視点からですねこの問題を考えた時に、もちろんやったこの人っていうのは、当然犯罪を犯しましたから、罰されて罪を償う点はもちろん必要なんですけれども。

次に社会全体として考えなきゃいけないのは、第二第三のこういう人を出さないようにするためには一体どうしたらいいんですか、と言ったときに、これはもう解は一個だけじゃなくて、非常に深い問題というか複雑な問題というか。

やっぱり、どうやったらみんな心に余裕を持って生きていけるのか、あるいは心の余裕を持つと同時に、自己肯定感ですね。たぶん根本にはこういう問題があると。

例えばこの人僕と同じくらいのアラフォー世代の人なんですけれども、働きざかりと言われてる人ですと。で、おそらくだいたいこういう年齢になると、会社で管理職やったりとかね、してるんですけれども、管理職ってね結構面倒くさいんですよね。

まあ、好きな人にいいかもしれませんが、僕は大嫌いで。何しか下からの突き上げもあるし、上からのこれ(圧力)もあるし。

しかも、われわれのところの世代っていうのは、ちょうど価値観のはざまにいるんですよね。

つまり、われわれの上の世代っていうのは、「みんな仲良し、みんなで一緒にゴー!」っていう昭和の価値観ですけれども、われわれより下の世代っていうのは平成だとですね、それがいやだから、なるべく個人を大事にしようという風な。

全く異なるとは言いませんけれども、違った価値観の間にはさまれて、それをうまいこと最適化していかなきゃいけないという、そういうミドルエイジ、アラフォーのつらさみたいなものもあったりとかしてですね、そういうところで苦しんでいる。

あとその男っていうのは、なかなか群れる、仲間を作ることができませんから、そういうので孤独を感じたりとかですね。

 

第二・第三のこういう事件を生み出さないために必要なこと

そういう風な、社会の縮図というんですか、そういうのをひも解いていかないと、なかなかこういうのって解消しないでしょうし、そういう風に我々全体の問題なんだという風にこれを捉えていく必要があるんじゃないかと。

ちょっと上から目線で申し訳ないんですけれども、なんとなくやったこの人たちだけを「オラー!」と言って叩いて、カタルシスのようにですね、日頃のうっぷんを晴らすだけで終わってしまうと、たぶんあんまり意味がなくって。

やっぱり第二第三のこういうことを生み出さないため には、社会全体どうしなきゃいけないのかっていうことをやっぱり考える機会にしないといけないなと。

すいません、私が出来ているわけじゃありません。私も日々の生活をちゃんとしないといけないんですけども、ちょっとこういう事件を見て思ったことを話させて頂きました。

ありがとうございました。

 

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北川 博之 (みんなのプログラミング by Telulu LLC 代表)

北川 博之(みんなのプログラミング by Telulu LLC 代表)

大阪府生まれ。京都大学経済学部経済学科卒業。2000年より、日本生命保険、ニッセイアセットマネジメント、パトナム・インベストメンツ(米国)で、日本株トレーダー・アナリスト、経営企画、システム開発等の業務に従事。主に日本株の売買執行・投資分析、経営計画の策定、海外投資家向け日本株営業、社内トレーディングシステム及び経理システムの開発等を行う。2016年、合同会社てるる設立。スマホアプリプログラマーとして「新感覚脳トレアプリ・記憶戦隊オボエルンジャー」「Meiso-一番シンプルなマインドフルネス瞑想」「ご当地的鉄道アプリ・関西鉄道駅検定(京阪神編)」など、知育・メンタルヘルス系を中心に5タイトル・計10本のAndroid・iOSアプリをリリース。2017年、自身のこれまでの社会人経験・プログラミング経験・子育て経験をを基に、プログラミングを通じて人々の人生を豊かにして、未来に希望の持てる明るい社会の実現に貢献したいとの想いから、ビギナー向けプログラミングひろば「みんなのプログラミング by Telulu LLC」を設立し、プログラミングサポーター活動と心理カウンセリング活動を開始。3児の父。かなり長めのプロフィールをこちらから https://minpro.net/profile-of-ceo

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