(Flutter講座中級編3のエンディングメッセージより)
今年はコロナウィルスで本当に大変なことになっていて、本当はコロナというのはどこまで怖がらないといけない病気なのかについては、色々喧々諤々議論されているところだとは思います。
ですが、いずれにしろ、このコロナウィルスというものが我々にもたらしたものというのは、やっぱり自分の内面を見つめていくということ、「ステイ・ホーム(外出自粛)」なんかはまさにそれかなと思っています。
これまでは、自分の外にアンテナを色々拡げて、色んな情報を吸収して、それに基づいて自分の意思決定をしていくというようなことが主流でした。
その行為は一見合理的なように見えますが、ウラを返せば「人の意見に左右される人生」ということになるわけです。
しかし、静かなところで瞑想することによって、自分の内側に入っていけば、本当に色んなもの(アイデア)が自分の中から湧いてくることがわかるんですね。
実は、答えはすべて自分の中にある
というのが、これはイエス・キリストからお釈迦様からずっと言われている話であります。
また、今流行りの「ヨーガ」というのも、あの言葉は、
・統一
とか、
・(牛とかなにかの)手綱を取る
みたいな意味があるようで、
実はヨーガの本質は「体」ではなく「(自分を統率・統一して)自分の『心』の主になる」ことを目的としているようです。
自分が自分の心の主になることができれば、そこから全て答えが出てくる。
つまり、
・全ての可能性の源というのは自分にあるんだ、
・自分を輝かせる可能性というのは、実は自分の中に全部あるんだ
というのが、宗教からヨーガから含めて、自己鍛錬・自己啓発の根本にある原理なんだと思います。
そして、自分の可能性を引き出すときの一番のポイントになるのが、自分の内側にいかに意識を集中させるのかということであり、「瞑想」というものは、自分の内側に入っていく扉として最も優れたツールであるようです。
「瞑想」によって呼吸を整えて、自分の内側を静寂(静謐)にすれば、そこから色んなもの(アイデア)が湧いてくる。
今般のコロナ禍というのは、そのことを我々に教えてくれているのではないかと。できれば、こういう事態もなるべく前向きに捉えていきたいと思います。
そういう意味で、(上記講座の課題アプリとして作った)今回の瞑想アプリを是非日常でご活用頂ければと思います。
「瞑想」というのは、別に怪しいものでも副作用のあるものでも何でもありませんのでね。
それから、今回の瞑想アプリで実装した「クンバカ法(息を吸い上げて止める呼吸法)」というのは、何とインド密教の秘伝の技法らしいですよ、本当は。
その、現代になるまで明るみにされなかった秘法を、今ではぼくみたいにヨーガを大して知らないような人でも、あやかることができている。
現代は、本当に色んなものが「民主化」される時代になってきているなと思います。
Youtubeがテレビの民主化をもたらしたように、スマホアプリの世界もまさに「民主化」の最たる例になっていますよね。
ほんの十数年前までは、ソフトウェア(アプリ)というのは、ソフトウェア会社に所属して、所属するだけではダメで、そこからソフトウェアを開発する部署に行かないと作ることができない、自分の作品を発表することが出来ないという状況でした。
それが、スマホが登場してアプリストア(Google Play / App Store)が出来たことで、ストアに開発者登録さえすれば、誰でもアプリが出せるようになったわけです。
もちろん、そこでの競争は激しいですが、自分の作品を世界の数十億の人に向かって発表することができるというのは、ものすごい「民主化」ですよね。従来は土俵にすら立てなかったわけですから。
という感じで、
もうこれからは、組織で人やモノを囲ってやっていくという時代じゃなくて、個人の時代になっていく。
そして、その流れがコロナによってより拍車がかかっていくんじゃないかと思います。
これまでリリースさせて頂いた講座が、皆様方が「個」としてFlutterしていく(Flutterとはドイツ語で「羽ばたく」という意味らしいので)一助となるのであれば、こんなにうれしいことはありません。