どうしようもないネガティブな感情は静かに味わい尽くせばいい

今般ものすごい台風が東日本に押し寄せました。

ぼくが住んでいる関西は、そこまでの被害はなかったのですが、関西は去年同じような台風や大きな地震を経験しているので、他人事ではない心境で被害状況のニュースを拝見していました。

被災された皆様には、心中よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い安寧と復興をお祈り申し上げたいと思います。

こういうことが起こると、突然大切な人を失う、あるいは大切な家とか物を失うとか、自分の中から突然大事なものがガサッと喪失するような経験があって、本当にどうしようもないネガティブな感情にさいなまれることがあると思うんですね。

ものすごい悲しみとか、あるいはやり場のない怒りとか、そういうどうしようもないネガティブな感情に襲われたときには、一体どうしたらいいのかということを、今回はちょっとお話できればと思います。

 

逆にそのどうしようもないネガティブな感情を味わい尽くす

もちろん、人生を生きていくにあたっては、前向きな・ポジティブな感情を持つことがプラスになることは間違いありません。「思考が現実を創る」というのは確かにそのとおりだと思います。

ただ、今回のような災害とかで、突然大切な人や家を失ったりしたときに、ものすごい引きちぎられるような怒りとか悲しみに襲われた状況では

「いきなりポジティブな考え方なんかできるわけねえよ」

という状態になると思います。

そんな時はどうしたらいいのか。

そんな状態で、いきなりポジティブな方向に自分を無理やり持っていこうとしても絶対に無理ですね。ぼくの経験からも無理です。

ですので、

逆にそのどうしようもないネガティブな感情を味わい尽くす

と。

それが、最終的にそこから立ち直るための一つの大きなきっかけになる可能性があるんですね。

 

その感情を外に向かって発散するのではなくて、自分の中に入っていく

この時にポイントとなるのが、

「静かに」味わい尽くす

ということなんです。

特に怒りとか悲しみというのは、外に何かぶつけたくなる衝動にかられることが多いです。

ですが、外にぶつけるというのは、そこに向き合わないという行為になるんですね。その時は一時的に発散できるかもしれないけど、実はあまり意味がない。

ですから、そうする代わりに、静かにその怒りとか悲しみというのを、徹底的に自分の心の中で味わってやると。

それが逆に、立ち直りへのきっかけになるんですね。

じゃあ、具体的にどうするのかと言うと、

ただ瞑想して、深い深呼吸をしながら、自分の悲しみや怒りを自分の心のなかで好きにさせておく

ということなんですね。

外に向かってその感情を発散するのではなくて、自分の中に中に入っていってほしいんです。

 

ネガティブな感情は自分に対する気づきを与えてくれるもの

そもそも、こういうネガティブな感情というのはなぜ存在するのか。

その理由は2つあると思っていて、1つ目は

「ポジティブな感情を体感できるために必要な存在だから」

ということです。

人間というのは、どうしても変化に反応する生き物ですから、「楽しい」とか「うれしい」という感情を感じ取るためには、「怒り」とか「悲しみ」のようなものが無いと感じることができないですよね。

「あったかい」という感覚も、「寒い」という状態を知っているからこそ感じ取ることができるのです。

つまり、ポジティブなものを経験するために必要な「必要悪」のようなものとして存在しているというのが存在理由の1つ。

そして、もう1つ。

「ネガティブな感情というのは、自分に対する気づきを与えてくれるもの」

なんですね。

「怒り」というのは、自分の心の「SOS」なんです。

ですから、「自分は何にSOSを出しているのか」。あるいは「自分は何を変えていかないといけないのか」に気づくきっかけを与えてくれるんですね。

そして、「悲しみ」は、自分の人間としての意識を拡げてくれる役割があるんです。

「悲しみ」を経験することによって、他の人の悲しみも分かる「慈しみの心」への扉が開けるし、人としての幅と深みを拡げる気づきを与えてくれる。

ですから、忙しくてなかなか時間を取れなかったりするかもしれませんが、1日に10分でも15分でもいいので、静かに他の雑音を全部シャットアウトした状態で、深呼吸しながら、自分の中で起こっているネガティブな感情を自分の心の中で好きなようにさせてやるということをやってもらいたいんですね。

 

見つめることによってネガティブな感情をスーッと消していく

これをずっとやっていくと、

スッと何かに気づく瞬間とか

心の奥底の重かったものがスッと抜ける瞬間

みたいなものが出てくる時があるんです。

そうすると、何か前向きな一歩を踏み出すためのきっかけとなる気づきなり、心や身体の軽さなりというのを得ることが出来るんですね。

「ああ、私はこんなところで悲しんじゃいけないんだ。前向きに生きなきゃいけないんだ。」という風にポジティブに持って行ける場合はいいですが、無理な場合は無理にそうせずに、自分の中で起こったどうしようもないネガティブな感情を、瞑想・内観することによって見つめてやる。

見つめれば消えるんですよ。

抵抗すればするほど相手は大きくなっていく。でも見つければ消えますから、見つめて静かに味わっていけば、スーッと消える時が来ます。

もちろん、いきなり全部消えることが難しいかもしれませんが、少なくとも「どうしようもない」という状態からはちょっと軽くなったりとか、何か次の一歩を踏み出すための前向きなひらめきというのが出てくると思います。

これをやることの副作用は何もありませんので、どうしようもないネガティブな感情にさいなまれている場合は、やってみて頂ければと思います。

改めまして、被災された皆様には、心中よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い安寧と復興をお祈り申し上げたいと思います。

この記事が、どなたかのお役に立てれば幸いです。

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