Flutterで使える外部に公開されている便利な機能のプログラムのことを「パッケージ」と言い、その管理は「pubspec.yaml」ファイルで行います。
そして、パッケージのアップグレードは、pubspec.yamlファイルの右上にある「pub upgrade」で行いますが、これがちょっと曲者で、
「Upgrade referenced packages to the latest version」と記載されている通り、pubspec.yamlファイルで登録しているパッケージを全部最新版にアップグレードしてしまうのです。
ですので、特定のパッケージだけをアップグレードさせたい場合は、Terminalから
flutter pub upgrade パッケージ名
で行う必要があります。
また、「pub upgrade」でアップグレードすると、pubspec.yamlファイルで設定しているバージョン値を無視して、本当に最新版にアップグレードしてしまうというトラップもあります。
(アプリで本当に使われるパッケージのバージョンは、pubspec.lockファイルに格納されています)
ですので、パッケージのバージョンをpubspec.yamlファイルで指定したバージョンまで下げたい場合は、Terminalから
・パッケージ全てをダウングレードする場合は
flutter pub downgrade
・特定のパッケージだけをダウングレードする場合は
flutter pub downgrade パッケージ名
してやると「yaml」ファイルと「lock」ファイルのバージョンの齟齬が解消できます。
(詳しくは、以下の動画で解説していますので、よろしければ御覧ください)