Flutterで、同じ行(Row)、列(Column)内に並べられたWidgetの大きさを調整できる「Expanded」というWidgetがあります。
Expandedを使うと、それを包んでいる親のWidgetの大きさが変わっても、
・上の例では、画面の残り枠いっぱいにWidgetを拡げてくれるし、
・下の例では、「flex」属性を使うことによって、そのWidgetの大きさを絶対値ではなくて、画面幅に対する割合(比)で決めることができます。
一方、同じような役割を持つWidgetに「Flexible」というのがあり、「flex」属性を使うことでExpandedと同じことをやってくれます。
では、ExpandedとFlexibleは全く同じなのかというとそうではなくて、
「Flexible」の方は、「Expanded」と違って、FlexibleでくるんだWidgetを画面の残り枠いっぱいに拡げることを強制しない
という特徴があります。
すなわち、Flexibleの方は「fit」属性を持っていて、これを「FlexFit.loose」にすることによって、画面の残り枠いっぱいに拡げることを強制しないようにできます。
実は、Expandedは、Flexibleクラスを継承し、この「fit」属性が「FlexFit.tight」にしたクラスです。つまり、Flexibleの特別な形がExpandedというわけですね。
(詳しくは、以下の動画で解説していますので、よろしければご覧ください)