先日、久しぶりに自分のアプリを触る時間が取れたので、英検単語アプリをリニューアルリリースさせて頂きました。
これは新規リリースではなくてアップデートなのですが、今回は何とApple(iOS)の審査がすんなり通りました。
何かと指摘されることの多いAppleの審査に、アップデートとは言え一発で通るのはあまり経験したことがありません。
なので、今回は楽勝やな!と高を括っていたら、なんとまさかのGoogle(Android)にリジェクトされまくるという、これまで経験したことにない事象に遭遇したのです。
新規のリリース時にも子供向けアプリとして申請しましたが、そのときには特にポリシー違反の指摘がなく、今回のアップデートにおいては見た目や操作性の改善が主であり、アプリの主要機能には変更がないにも関わらず、なぜリジェクトされたのかがわかりません。
ターゲットユーザーの年齢層を何度か修正したのですが、そのたびにリジェクトされ、通知メールにも「ターゲット ユーザーが正確ではない(Inaccurate Target Audience)」以上の記載がなく、Appleのようにアプリのどの部分あるいはストア掲載情報のどの部分が具体的にポリシー違反となっているのかの記載がないため、どこを修正すればよいのかがわからず、もはや「詰んだか!?」状態になりました。
これは二進も三進も行かないので、アカウント停止の恐怖に駆られながらも、Googleに修正点を正確に教えてもらうべく「異議申し立て」をしました(「異議申し立て」というよりは、ポリシーに沿うように修正したいので、アプリのどの部分がファミリーポリシー要件のどのポリシーに違反しているのかを正確に教えてほしいという趣旨で)。
「異議申し立て」ページには「72時間以内に回答がある」と記載されていましたが、実際に回答が帰ってきたのは10日後でした(「0」一個少ないんちゃう??)。
もくじ
異議申し立ての回答もリジェクト通知メールとほとんど同じやん!?
10日待たされて帰ってきた回答はリジェクト通知メールとほとんど一緒でした(おいっ?!)。
違う点は重要点が蛍光ペンで強調されていることでしたが、偶然ですが、それで原因がわかったのです。キーワードは「のみ」でした。
子供が目を引く要素が少しでもある場合は対象年齢層を13歳未満「のみ」にしないといけない
実は、今回のアプリのように、子供を主な対象とするアプリでは対象年齢を13歳未満「のみ」にしないといけないようです。
ぼくは新規リリース当初は子供を含む全ての年齢層を対象として審査に通っていたのですが、どこかのタイミングで変更があったようで、ここに気づかずに半月悩み続けてしまいました。
確かにリジェクト通知メールの言ってるとおりではあるんですが、わかりにくいよ〜!?
もし、子供を含む全ての年齢層を対象としたい場合は、なんと
ストアの掲載情報を変更して、子どもを主な対象にしていると判断される可能性のある不要な要素をすべて削除
しないといけないようです(ぎょえ〜!)。
この「子どもを主な対象にしていると判断される可能性のある不要な要素」というのは
- アニメ キャラクターが使用されているアプリアイコン
- 若年層向けのキャラクター
- 子どもに関連する複数のキーワード
- 子どもの目に入り、子どもにとって魅力的なゲームプレイのスクリーンショット
とかを指すようですが、これはぼくのアプリでは無理な選択でしたので、対象年齢を13歳未満「のみ」にしました。
子供を主な対象とするアプリでは外部リンクを入れてはいけない
あと、子供向けアプリでは「ファミリーポリシー要件」を遵守する必要があるのですが、ここに1つ大きなトラップが潜んでいました。
何と、子供向けアプリではアプリからWebサイトを開いてはいけない
んだそうです。
アプリの機能: ウェブサイトの所有権に関係なく、アプリでウェブサイトのウェブ表示を提供するアプリ、および特定のウェブサイトへのアフィリエイト トラフィックを誘導することを主な目的とするアプリは認められません。
これは「主な目的」と書いてあるので、アプリからWebサイトを開く機能がアプリの主目的でなければ問題ないのかもしれませんが、リジェクトの可能性を排除するために、ぼくの場合はお問い合わせフォームへのリンクを削除しました。
この2つの修正で無事審査を通過することができましたが、これまで審査はApple(iOS)ばかりケアしていて、まさかGoogle(Android)で詰んでしまうとは思っていなかったのですが、子供向けアプリの場合はGoogle(Android)の方が要注意かもしれません。
(詳しくは、以下の動画で解説していますので、よろしければご覧下さい)